ギターレコーディングってどうしてる?

 


 

皆さん、ギターレコーディングってどうしてますか?

自宅録音って、必ずレイテンシーの問題が出てきますよね。

先日のBLOGで、アナログミキサーを使ってゼロレイテンシーの環境でギター録音していると紹介しました。

 

▼参考記事はこちら▼

フリーランス作曲家 ICHITOのホームスタジオ紹介!!【2020年版】

 

今回はギターのレコーディング環境について、少し書きたいと思います。

レイテンシーって?

「レイテンシーがひどくて弾けない」なんて言ったりしますが、レイテンシーって何でしょう?

通常、オーディオインターフェイスに入力されたギターの音が、PCに入力されDAWソフトを経由し、またオーディオインターフェイスに戻りヘッドホンで聞くという形になります。

この時に、オーディオインターフェイスやPCでの処理に時間がかかり遅れが生じます。

実際にピッキングをした音が遅れて聞こえるのです。

この遅れのことをレイテンシーと言います。

レイテンシー問題

レイテンシーが大きくても、プレイバックやミックス時は何の問題も有りません。

しかし、レコーディング時はどうでしょうか?

レイテンシーが大きくなると、ディレイをかけてそのディレイ音のみを聞いて演奏するような感じになります。

これでは全く演奏できなくなってしまいますよね。

では、どうすれば良いでしょう?

レイテンシー対策

ここでレイテンシー対策ですが、いくつか考えられる方法をあげていきたいと思います。

1.バッファサイズの変更

DAWソフト側でバッファサイズを変更する方法があります。

難しい事は書かずにおきますが、バッファサイズの値を小さくするとレイテンシーは小さくなります。

逆に、バッファサイズの値を大きくするとレイテンシーは大きくなります。

しかし、バッファサイズの値を小さくするとPCに負荷がかかり、最悪DAWが動かなくなってしまいます。

PCスペックに依存するので、程よい値を探してください。

※これはギターレコーディングに限らず、MIDIキーボードでソフトシンセの演奏でのレイテンシー対策にもなります。

2.ダイレクトモニタリング

この方法は、オーディオインターフェイスに依存するのですが、ギターレコーディング時にはかなり効果的です。

ダイレクトモニタリング機能が付いているオーディオインターフェイスやDSP搭載オーディオインターフェイスを使用することです。

簡単に言うと、PCを経由させずにオーディオインターフェイス内で直接音をモニタリングできる機能です。

この場合、ダイレクトモニタリング機能が付いているオーディオインターフェイスを購入しなければいけませんが絶対ですね。

ただ、音色を作ってかけ取りになってしまいます。

後から、歪みを減らしたいとかってなった場合、録り直ししなければいけません。

 



 

 

3.アナログミキサーを使用

この方法は、DAWソフトからの音とギターの音をアナログミキサーに入力してバランスをとります。

アナログミキサーからギターの音だけを、オーディオインターフェイスに入力すれば、レイテンシーを気にせず演奏できます。

ただし、レコーディング時はレコーディングトラックをミュートしないと、レイテンシーで遅れた音も聞こえてしまいます。

ミュートのON、OFFは面倒ですがゼロレイテンシーで演奏できます。

この場合も、音色を作ってかけ取りになってしまいます。

ICHITOのセッティングは?

3.のアナログミキサーの使用を少しアレンジしています。

ギター出力をD.Iのようなもので信号を2系統にします。

1つ目の信号は、アンプシミュレーターを通した後、アナログミキサーに入力し、DAWソフトからの音とミックスしバランスをとっています。

2つ目の信号は、オーディオインターフェイスに入力し、そのままの生音をレコーディングします。

再生時にこの生音にプラグインでアンプシミュレーターで音作りをして、書き出します。

この方法だと、レコーディング時は、ゼロレイテンシーで演奏できます。

また、後から歪みを減らしたい等、音色を変えたい時にも対応出来ます。

面倒なのは、レコーディング時のミュートのON、OFFとモニタリングしている音と、ミックス時の音が違うので、音作りの二度手間が生じることですかね。

今現時点ではベストな環境です。

まとめ

私自身もいろいろ試行錯誤を繰り返して、今の形になりました。

手間もかかるし、かなりアナログなやり方ですが、ギター録音はとても快適です。

このBLOGを読まれている方も、悩んでいるんじゃないかと思います。

少しでも参考になれば嬉しいですね。

では、この辺で〜!

 


 

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