私の個人的な知り合いから、テレビアニメ「鬼滅の刃」第19話「ヒノカミ」挿入歌
として流れた「竈門炭治郎のうた」のカラオケを製作して欲しいと依頼を受けました。
ピアノの弾き語りと篠笛の優しいメロディでしっとりと始まるとてもで切ない曲ですね。
早速、先日作成したテンプレートをアレンジして、打ち込んで行きたいと思います。
▼参考記事はこちら▼
Studio One 5 使い方備忘録7.テンプレート作成!!
打ち込みセクション
この曲はピアノから始まり、前半はリズム隊がいないので、最初にピアノを打ち込みます。
ピアノセクション
ピアノの打ち込みは、音階、音の長さ、強弱に気をつけて打ち込んでいきます。
私はピアノが弾けないので、リアルタイムレコーディングはできません。
ペンツールを使って打ち込んでいきます。
打ち込みたい音をペンツールで入力します。
入力された音符の長さを調整します。
※シフトを押しながらマウスで音符を引っ張ると、グリッドに合わせず長さを設定できます。
また、シフトを押しながら音符を動かすと、グリッドを外して音符を置くことができます。
強弱を付けたいので、ベロシティを変更していきます。
編集画面の下にタブがあるのでクリックすると画面が現れるので、そこでベロシティを変えていきます。
また、ピアノの演奏に必要不可欠なのがペダルですね。
ペダルの情報も打ち込みます。
画面下のタブにサスティンペダルタブが無いので、設定します。
設定方法
1.タブ横の…をクリックすると、タブ追加画面が現れます。
2.右側のMIDIというフォルダを開き、Sustain Pedal OnOffを選択します。
3.Sustain Pedal OnOffを選択し、真ん中の追加をクリックします。
4.サスティンペダルタブが追加されました。
サスティンペダルの情報はオンとオフしかないので、0と100で打ち込みます。
ペダル情報を入れると、生っぽい演奏になりますね。
この調子で曲最後まで打ち込んでいきます。
かなりの時間を要しましたがなんとか打ち込み終了です。
ストリングスセクション
壮大な仕上がりになっているストリングスセクション。
Violin、Viola、Cello、Kontrabassとそれぞれ、打ち込んでいきます。
ハモリやオクターブもすべて打ち込みます。
なんとストリングスセクションだけで10トラックも使っちゃいました。
パーカッションセクション
楽曲に抑揚をつけるTimpaniが入っています。
Timpani Rollが入っているので、しっかり盛り上がってくるように、ベロシティでの調整とオーディオに書き出し後、ボリューム調整したいと思います。
同じようにシンバルロールも入っているので、同じ要領で打ち込みます。
ドラムセクション
まずはベーシックなリズムパターンをペンツールを使用して打ち込みます。
このままではリズムマシン感満載なので、キック、スネア、ハイハットそれぞれのベロシティを調整して強弱を付け、人間が叩いている感じが出るようにします。
このままでも大丈夫なのですが、ほとんどのドラマーはゴーストを入れているので、スネアのゴーストを打ち込みます。
これで、かなり生っぽいサウンドになったのではないでしょうか。
後はすべてのパターンとフィル等を打ち込み、完成させていきます。
ベースセクション
ベースもスライドやグリスアップが入っていたり、音を止める音が入っているので、それらを打ち込んでいきます。
音を止める音はほとんど聞こえないのですが、入れると打ち込み感が薄れ生っぽい演奏になりますね。
篠笛
メインテーマが篠笛で入っているのですが、音源を持っていないのでフルートと似た感じの音源をミックスして代用します。
最後にハープらしき音が入っているので、こちらも打ち込みます。
これで打ち込みは、完成しました。
オーディオセクション
打ち込みが終わったので、すべてのMIDIデータをオーディオデータとして書き出します。
書き出し方法
書き出したいトラックを選択します。
メニューバーのソングからミックスダウンをエクスポートを選択します。
開いた画面で設定をします。
ロケーション
保存場所やファイル名を設定します。
フォーマット
オーディオの書き出しフォーマットや解像度(Bit数)やサンプルレートを設定します。
エクスポート範囲
書き出したい範囲を設定します。
オプション
詳細を設定します。
ドラムパートもすべて、パラデータとして書き出したので、今現在28トラックになっています。
オーディオレコーディング
MIDIの打ち込みデータもすべて、オーディオデータとして書き出しが完了したので、ここからはオーディオレコーディングを行います。
サビにギターが入っているので、生で演奏します。
モノで2本録音し、ステレオダブルにします。
ミックス
ギター録音も無事終わり、すべての工程が終了しました。
それぞれのトラックにEQやコンプをかけて、リバーブやディレイでお化粧をしていきます。
ボリューム情報なんかも書き込んでいきます。
まとめ
トラック数もかなりの数になり、プラグインもかけまくり状態でなかなか大変な作業でしたが、ようやく完成しました。
とてもクオリティの高い作品に仕上がりました。
大満足です♫
この後、YouTubeアップ用にメロディをギターで弾いてみました。
このページの1番上に貼ってあるのでぜひご覧ください。
とても大変でしたが、めちゃくちゃ楽しかったよ♪♪♪
また何かチャレンジしたいと思います。
では、この辺で〜!
参考リンク
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