最近アコギの音が「キラキラしていないなぁ」「こもった音になってるなぁ」なんてことないですか?
弦としては使えるのだけれども、新品時の弦の音のようにシャキッとした音ではない状態です。
もちろん、ギター弦を使い込んだ音が好きって方もいらっしゃいますが、私はシャキッとした音が好きなので、音がこもってくると弦交換をします。
また、弦交換時にメンテナンスも行っています。
今回は私が行っているアコギ弦の張り替え方からメンテナンス方法まで紹介したいと思います。
道具の準備
アコギ弦の交換とメンテナンスを始める前に道具を準備します。
私が準備したもの
- ニッパー
- マスキングテープ
- 金属磨き
- オレンジオイル
- 綿棒
- 新しいアコギ弦
- クロス
- ペグリワインダー(ピン抜き付き)
- 家具磨き
古い弦をギターから外す
ペグを回して弦をゆるめます。
ゆるめた弦をニッパー(ペンチ)で切ります。
ペグに通っている弦を外します。
※指先をケガしやすいので注意してくださいね。
次にピン抜き(ペグリワインダーピン抜き付き)を使い、エンドピンを抜き弦を外します。
※ピン抜きがない場合
クロスを持ちサウンドホールから手を入れエンドピンを押し上げると抜けます。
外した弦は怪我しないように丸めて捨ててください。
アコギのメンテナンス
弦を張っていない状態が1番メンテナンスしやすいので、弦交換とセットでメンテナンスをするようにしましょう。
フレットの掃除
フレットを金属磨きで掃除します。
フレットを打ち込んでいるネックは木材なので、ネック保護のためにマスキングテープを貼ります。
金属磨き(私はピカール)を少量ティッシュにとります。
フレットを磨いていきます。
ティッシュが真っ黒になります。
同じ要領ですべてのフレットを磨きます。
フレットがピカピカになりますね。
すべてのフレットを磨いたらマスキングテープを外します。
指板の掃除
オレンジオイル(レモンオイルでも可)で指板の汚れを落としていきます。
綿棒にオレンジオイルを染み込ませ、フレットの際を掃除します。
フレット全部が終わったら、クロスにオイルを染み込ませ指板を磨きます。
これでネックの掃除が終了です。
※オレンジオイルとレモンオイルの違い
オレンジオイル・・・指板の保湿に向いています。
レモンオイル・・・指板の汚れ落としに向いています。
ボディの掃除
ボディには指紋や手垢が付いているのできれいにしてあげます。
普通はギター用のポリッシュをクロスに染み込ませ拭き上げていきます。
ですが、私は昔からポリッシュではなく家具磨きを使用して磨いています。
ギターヘッドも忘れずに拭いてあげてくださいね。
これでメンテナンスは終了です。
新しい弦を張る
メンテナンスが終わったので、新しい弦を張ります。
私は「Martin」のライトゲージを使用しています。
弦の太さはいろいろあるので、自分の好みのものを張ってください。
新しい弦を手元に用意し、袋から弦を出して準備します。
弦の入った袋には「6th E 0.054」というように「何弦で弦の太さ」が書いてあります。
弦をすべて出すとわからなくなってしまうので、張る弦を1本ずつ出して行きましょう。
弦を固定する
6弦から弦を張って行きます。
弦の端にボールエンド(丸い玉)が付いているので、ボールエンドをエンドピンを差す穴に少し入れます。
エンドピンの切り込みのある方を弦に向け差し込んでいきます。
エンドピンを真ん中くらいまで差し込んだら、弦を引っ張りながらエンドピンを奥まで差し込みます。
しっかりと弦がエンドピンに引っかるように差し込みます。
弦をペグに通す
弦をペグに通し、ペグ1つ半くらいの長さをところ持ちます。
弦を持ったままペグのところまで押し戻します。
その状態で弦をペグの上にぐるりと回します。
弦をボディ側に引っ張りながらペグワインダーで弦を巻いていきます。
巻いていく弦はペグに通した弦の下側に適度張り加減になるまで巻きます。
すべての弦を張る
同様に5弦、4弦と弦を張ります。
4弦まで張り終わったら、次は1弦から順に2弦、3弦と張っていきます。
※私の経験上、1弦から張るほうが張りやすいです。
チューニングをする
すべての弦が張り終わったらチューニングをします。
チューナーを使うと早くて楽ですね。
チューニングの方法
ギターのチューニングは以下のように合わせます。
※レギュラーチューニング
- 6弦・・・E(ミ)
- 5弦・・・A(ラ)
- 4弦・・・D(レ)
- 3弦・・・G(ソ)
- 2弦・・・B(シ)
- 1弦・・・E(ミ)
弦を引っ張る
新しい弦は伸びやすく、すぐにチューニングが狂います。
そこで、すぐに安定させるために弦を引っ張ります。
弦を引っ張る際には引っ張りすぎて弦を切らないように注意しましょう。
全弦引っ張ったらまたチューニングをします。
チューニングが終わったらまた、弦を引っ張ります。
何度か繰り返し、チューニングが安定したら終了です。
まとめ
いかがでしたか?
弦の張り替えは何度かやっていると時間も早くなってくると思います。
メンテナンス(手入れ)はなるべく弦を張り替えた時にするようにしたほうが良いですね。
まめにメンテナンスをしてあげると、ギターも長持ちします。
最後にギターケースには乾燥剤を入れ、ギターをしまうとなお良しです。
みなさんもしっかりギターのメンテナンスをしてあげてくださいね。
ではこの辺で~。
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